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深澤邸 解体新書 ~タイミング編

2024年2月10日

深澤邸 解体新書 ~タイミング編

実は昨年、自宅を新築しました。
なんとか年末に完成して、年始早々から新居で快適に暮らしています。
(自宅という事で残工事もありますが、、、笑)

いつもお客さんと打合せする時などは自分に置き換えて考えるように心がけていますが、いざ実際に建ててみると改めて気が付く事もたくさんありました。

これから住まいづくりを考えていく方に少しでも参考になればと思い、
スタッフ視点で考える住まいづくりの様子や体験談をざっくばらんに少しづつ紹介していこうと思います。

第1回は
どうして僕が新築する事になったのか。

住まいづくりのタイミングは 結婚や出産、子供の成長など 人それぞれだと思います。
僕は新築するまでは、大工の父が30年ほど前に建てた実家に二世帯で住んでいました。
もともと祖母のために二世帯住宅として建てていたスペースが空いていた事もあり、結婚して山梨に帰ってくるタイミングで少しの間、居候させてもらうつもりで住み始めて、気が付いたら10年以上経っていました。笑

その間、住まいづくりをまったく考えなかったわけではありません。
長男も4月で中学生になるので、数年前から「そろそろ自分の部屋を」と思い、
二世帯リノベを考えていました。

が、いざリノベしようと思い色々と調べはじめると、
近い将来、計画道路で取壊ししなければならない可能性が浮かんできました。
行政にも相談しましたが、「リノベ費用は保証できない」という事で動きがとれなくなってしまいました。

こうなれば、いつになるのかわからない道路拡張のタイミングで建て直しをと
半ば諦めも入りつつ、長いスパンで待つ覚悟を決めて数年が経った時、急遽隣の畑を売ってくれるかもという話になりました。

地主さんが高齢になり農業の跡取りもいないという事で地主さんのほうから話を持ち掛けてくれました。

それがだいたい2022年の春のこと。
そこから合間を見て自分で敷地調査やら協議、査定やら交渉などを行い、
ようやく契約になったのが2023年1月。

仕事柄すべて自分で行いましたが、
こういったケースの場合、不動産屋さんに入ってもらう事を強くおススメします。笑

これまで他の土地や中古を買って、新築やリノベというのも考えてはきましたが、なんとなく居候期間も長くなるにつれて、父母を残して自分たちだけ別の場所へ行くという事に対しての申し訳なさみたいなものがあり、現実逃避していたのかもしれません。
とは言え、今回建てた住まいは二世帯ではありませんが。笑

という事で急遽、新築する事になったわけです。

「人生最大の買い物」と言われる住まいづくりにおいて
どうしても慎重になりすぎてしまうけれど、ある程度の勢いも大事な気がします。
僕自身、このタイミングを逃したらきっと自分の家を持てなかったと思うし、
実際に新築してみてよかったなーと思っています。

タイミングって本当に大事ですよね!

次回は着工編でお届します!

深澤