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まちづくりとは何なのか、改めて考えてみる

2026年5月4日

まちづくりとは何なのか、改めて考えてみる

こんにちは。

GW連休、いかがお過ごしでしょうか。

今月から4日担当となりました長田です。

今回は少しいつものブログとは毛色の違う内容かつ文章多めですが、どうぞお付き合いください。

突然ですが、「まちづくり」とは何を指すのか、考えたことはあるでしょうか。

よく「まちづくり頑張ってるね!」と弊社の取り組みを評価していただくことがあります。私自身もこの言葉をよく使いますが、改めて考えると、まちづくりとは何なのか、最近ふと立ち止まって考えるようになりました。

建築をしていれば、それがまちづくりなのか。

きっとそれだけでは足りません。

まちづくりという行為の中の一つの手段として、「建築」という方法があるのだと思います。

学生時代、私は建築学科ではなく、まちづくり工学科に所属していました。

建築・土木・防災などの工学的分野から、都市問題や地域課題に対して横断的に学んできました。

しかし、特に地方におけるまちづくりはより複雑で、工学的なアプローチだけでは解決できないのではないかという疑問も感じていました。

人の動きや関係性、そして使われ方。

そうしたものが重なり合って、はじめて“まち”が形づくられていく。

そんなことを考えながら、地域活動にも関わってきました。

現在、いろはで働く中で、その考えはより確信に変わってきています。

学生時代から感じていた「人の動きや使われ方がまちをつくる」という視点は、実務を通して具体的に捉えられるようになりました。

地方の商店街の課題は、韮崎に限らず全国的に共通しており、その中でどのように人の営みが続いていくかが重要だと感じています。

なぜその視点が重要なのか。

最近読んでいる書籍の中で、「想いだけでは続かない。利益があるから続く」という言葉があり、非常に腑に落ちました。

まちづくりは理想や理念だけでは成立せず、事業として成り立っていることが前提にあります。

収益があるからこそ、人が関わり続け、その場所も維持されていきます。

空き家の活用についても同様です。

古いから使えないと手放されていく建物も、視点を変えれば新しい価値を生み出すことができます。

ただし重要なのは、デザインだけではなく、「誰が使うのか」「どのように運営されるのか」という点です。

建物単体ではなく、人と仕組みを含めて設計することが求められていると感じます。

そう考えると、設計者の役割も少しずつ変わってきているのだと思います。

図面を描いて終わりではなく、その場所がどのように使われ、どのように続いていくのかまで想像すること。

いい空間をつくること以上に、「続く仕組み」をつくることの方が重要なのではないかと感じています。

まちづくりの本質は、やはり「人」だと思います。

人が関わり、人が使い、人が続けていく。

その循環をどう生み出すか。

そのための一つの手段として、建築や空間があるのだと感じています。

設計とは、人の行動や関係性をデザインすることでもあるのだと思います。

まちづくりとは何か、その明確な答えを持っているわけではありません。

ただ、建築という手段を通して人の営みに関わり続けることが、自分なりのまちづくりなのだと考えています。

これからも模索を続けながら、自分なりのかたちでまちづくりに関わっていきたいと思います。

長田