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後世につながる、愛着ある建物づくり

2024年12月1日

後世につながる、愛着ある建物づくり

今日からいよいよ12月がスタートしました。12月と言えば、私たちの年末恒例となったリノベーション・オブ・ザ・イヤー2024の授賞式が12日に控えています。私たちがエントリーした作品も無事に1つコマを進めてノミネートされました。結果については改めてまたお知らせいたします。

流行で終わらせないリノベーションの真髄|リノベーション・オブ・ザ・イヤー2024|リノベーション協議会

ちょうどよい機会ですので私たちのリノベーションへの想いをブログに綴りたいと思います。

私たちIROHA CRAFTが設計する上で心がけているのは「後世につながる、愛着ある建物づくり」です。ヨーロッパでは築100年を超える建物も多く、歴史があるほど価値が上がります。それに対し、日本ではこれまでスクラップアンドビルドが繰り返され、その平均周期はおおよそ30年と言われています。まだまだ使えるのにもったいないという感覚と共に、愛着を持つことで後世へ受け継いでいくことができると考えています。

細かなメンテナンスを行いながら、ライフスタイルの変化に合わせたリノベーションで手を加え、ずっと愛着を持って使い継ぎ、住み継がれる建物づくりを心掛けています。

そんな想いもあってなのか、IROHA CRAFTではリノベーションの需要が多く、年間を通してリノベーション案件が新築案件を上回っています。来年4月から建築基準法が改正され、法6条第1項の4号特例が縮小されることが決まりました。この改正で木造平屋200㎡以上の建物のリノベーションには確認申請が必要になるため、リノベーションに関わる準備期間や予算が大きく膨らんでしまうことになります。

多くの方がリノベーションから新築へ移行していくことが予想されます。そんな風潮になっていく今だからこそ、私たちはモノを大切にする心をベースに、住宅をはじめ、リノベーションまちづくりプロジェクトに積極的にかかわり、リノベーションの魅力や可能性を全国へと発信し続けていきたいと思っています。

千葉