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山梨ワーケーションツアー

2024年3月1日

山梨ワーケーションツアー

一昨日の2月28日、山梨県主催の「山梨ワーケーションツアー」でアメリカヤビルを訪れてくれました。今回のツアーテーマは【サステナブルな事業開発】【まちづくり】ということで、アメリカヤ復活から今までの6年間を写真で振り返りながら紹介させていただきました。これまでまちづくりは意識してきましたが、サステナブルという点については考えたこともなかったので、紹介しながら私自身にも多くの学びがあり、ブログに書き留めたいと思います。

まずはじめに、今なぜサステナブル(持続可能)が必要なのかということです。アメリカヤに限らず、まちのシンボルの復活、複合施設のリノベーションなどはよくある話です。一般的に話題になるのはおよそ1、2年です。しかし、1年や2年程度ではまちを変えることはできません。アメリカヤの場合は一過性のものではなく、建物から線、面で波及させ、復活から6年という連続性があることで注目を集めているのだと思います。空き店舗がたくさん存在することから、まだまだその可能性を秘めています。

次に、なぜイロハクラフトがそれを実現できているのか考えてみます。理由は大きく3つが考えられます。1つ目は自らの事務所を4階に置いていることでまちづくりへの覚悟ができているところだと思います。自らがその場にいることでアメリカヤのことはもちろん、界隈の変化や様子がよく見えるようになります。2つ目は自身も商工会や観光協会に所属してまちの中で横のつながりを大切にしていることではないでしょうか。つながることで活動の幅も広がります。実際に、空き店舗ツアーなどは市役所や商工会との協力体制があってこそできていることです。3つ目は一番重要なことです。それは本業を自立させることです。私たちの場合、建築業で自立しているからこそやりたいこと(まちづくり)ができている。まちづくりで利益を得なくてもよい環境がある。それが結果、共感を生み、人を呼ぶことにつながっているのではないでしょうか。

最後に、山梨県、韮崎市で新規事業を行う魅力について質問がありました。それは空き家や空き店舗が多く存在することで家賃が安価で自分の好みの建物に出会えることだと思います。実際、アメリカヤやアメリカヤ横丁も賃貸情報が公に出ていたわけでなく、自ら探し直談判したものです。それから、特急あずさで1時間半という好立地であることも魅力の1つかと思います。近年では2拠点居住で首都圏とつながりながら仕事をされる方も増えてきています。

以上が今回のツアーでお話ししながら自らも学んだことです。これから先も、更なる魅力的な自分づくり、そして会社づくり、まちづくりに取り組んで参ります。今後ともイロハクラフトをどうぞよろしくお願いいたします。

イロハクラフト 千葉健司